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ラブ☆ポーション03
今日は二つ続けて更新ー♪
朝比奈さん、軍人なのに一人だからって緊張感無さ過ぎです。
後半、ついにあの人が…(笑)
では、続きからどうぞー!
きょとん、とその場で瞬くと、マジマジとそれを見つめる。
退屈な空間に、面白いものでも見つけたというように。
「へぇ、珍しいー…最近この手のヤツって、ゲットーだとあまり売ってないんだよねぇ」
何気なく手に取って、朝比奈はそれを眺めてみた。
効能のラベルは中華連邦の文字らしくよく分からないが、やはりどっからどう見ても栄養ドリンクである。
因みにこの時、朝比奈は結構なお疲れ気味であった。
常に藤堂達と一緒な為ハイテンションで乗り気っていたが、いくら綿密な作戦と指揮の下とはいえ、最近黒の騎士団にやってきた身としてはまだ慣れぬ環境である。
新たな環境は舐められないようやはり初めが肝心なので、ミスしても即座にゼロからの指示でフォローされるとはいえ新在者としてはやはり気を抜けないのも事実。
そんな中でこなす連日の作戦は、一見平気そうな彼にも結構な疲労を蓄積させていた。
「卜部さんの、かなー?」
くるくると手の中で薬瓶を回しながら、ぼんやりと眺める。
ついでに朝比奈は一人で重い荷物を抱えて一仕事してきたばかりなので、だいぶ喉も渇いていたりする。
喉渇いたなーと、やはりぼんやり思った。
なんとなく手の中の薬瓶が、少しキラキラ輝いてみえる。
勿論、心情からそう見えるだけで、実際は錯覚に決まっているのだけれど。
「藤堂さんや仙波さんは、この手のヤツ飲まないしねぇ…」
だったら問題無いか、と呟くと朝比奈は結論付けた。
瓶の蓋を捻ってから、ふと、千葉さんだったらどうしよう…と本気で思い悩む。
千葉ではない…と、否定できないところが恐ろしい。
四聖剣唯一の紅一点のはずの千葉は、軍人家系の為か四聖剣の誰よりも漢らしかった。
もしそうだとしたら、鉄拳くらいは覚悟しなければならない……が。
「ま、開けちゃったものは仕方がないかー」
へらりと笑って朝比奈は何も考えずに口付けると、その瓶を一気に傾けた。
独特の苦味と甘さに、どこか懐かしさを感じながら…
「………ん?何だ、今は朝比奈一人か?」
突如人の気配無く開いた自動ドアに、ビクッと肩を震わせ驚いた朝比奈は。
噎せる暇もなく、思わずそれを一息に飲み干してしまった。
大きく瓶の中味を飲み干した音だけが、室内に響く。
朝比奈さん、軍人なのに一人だからって緊張感無さ過ぎです。
後半、ついにあの人が…(笑)
では、続きからどうぞー!
きょとん、とその場で瞬くと、マジマジとそれを見つめる。
退屈な空間に、面白いものでも見つけたというように。
「へぇ、珍しいー…最近この手のヤツって、ゲットーだとあまり売ってないんだよねぇ」
何気なく手に取って、朝比奈はそれを眺めてみた。
効能のラベルは中華連邦の文字らしくよく分からないが、やはりどっからどう見ても栄養ドリンクである。
因みにこの時、朝比奈は結構なお疲れ気味であった。
常に藤堂達と一緒な為ハイテンションで乗り気っていたが、いくら綿密な作戦と指揮の下とはいえ、最近黒の騎士団にやってきた身としてはまだ慣れぬ環境である。
新たな環境は舐められないようやはり初めが肝心なので、ミスしても即座にゼロからの指示でフォローされるとはいえ新在者としてはやはり気を抜けないのも事実。
そんな中でこなす連日の作戦は、一見平気そうな彼にも結構な疲労を蓄積させていた。
「卜部さんの、かなー?」
くるくると手の中で薬瓶を回しながら、ぼんやりと眺める。
ついでに朝比奈は一人で重い荷物を抱えて一仕事してきたばかりなので、だいぶ喉も渇いていたりする。
喉渇いたなーと、やはりぼんやり思った。
なんとなく手の中の薬瓶が、少しキラキラ輝いてみえる。
勿論、心情からそう見えるだけで、実際は錯覚に決まっているのだけれど。
「藤堂さんや仙波さんは、この手のヤツ飲まないしねぇ…」
だったら問題無いか、と呟くと朝比奈は結論付けた。
瓶の蓋を捻ってから、ふと、千葉さんだったらどうしよう…と本気で思い悩む。
千葉ではない…と、否定できないところが恐ろしい。
四聖剣唯一の紅一点のはずの千葉は、軍人家系の為か四聖剣の誰よりも漢らしかった。
もしそうだとしたら、鉄拳くらいは覚悟しなければならない……が。
「ま、開けちゃったものは仕方がないかー」
へらりと笑って朝比奈は何も考えずに口付けると、その瓶を一気に傾けた。
独特の苦味と甘さに、どこか懐かしさを感じながら…
「………ん?何だ、今は朝比奈一人か?」
突如人の気配無く開いた自動ドアに、ビクッと肩を震わせ驚いた朝比奈は。
噎せる暇もなく、思わずそれを一息に飲み干してしまった。
大きく瓶の中味を飲み干した音だけが、室内に響く。
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