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ラブ☆ポーション02
惚れ薬朝ゼロ第二弾ー♪
今回は至るまでの経緯という事で。
変態とちょっぴりC.C.さんと、朝比奈さんですー。
ゼロはまだ出てきません!
以外の変態を変態に書くのが難しかった。
指が嫌がりました…。笑
では、続きからどうぞー!
PCの明かりばかりで照らされた薄暗い室内に、潜められた男の笑い声が響く。
青白いディスプレイの明かりに照らされた顔を見た者がいたら、間違いなく腰が引けただろう。
「ふふふ……ついに、ついに手に入れましたよ…この薬を…!」
高々と手にもつ、それを掲げて。
茶色い薬瓶を見つめる、それは恍惚とした怪しい笑い声の主。
普通に考えれば不振人物、しかし此処騎士団ではよく聞き慣れた怪しい声だった。
幹部達はそんな男を変態と呼ぶ。
本人以外、否定できないのは恐ろしい事実だ。
「一滴で3日、瓶一本で二ヶ月…しかも解毒方法は…、こっこれをゼロに飲んで頂く事ができれば、私はまた一つ彼に近付く事ができる…ッ!!」
これを紅月カレン辺りが聞いたら間違いなく、問答無用で瓶を取り上げ半殺しにしただろう。
だが、その場には男以外の姿など存在しない。
…と、その時だった。
酷く舞い上がった男に水を差すが如く、無機質な着信音が笑い声を掻き消して室内に反響する。
気分を害された男は舌打ちした後通話に出たが、即座に顔を輝かせた。
内容は噂のゼロからの呼び出しで、男は肝心の瓶を机上においたままいそいそとスキップするように部屋を出ていく。
その姿を気配無く、物影から伺うものがいるとも知らずに。
居なくなった男…ディートハルトの私室に無断侵入した人影は、さも面白い物を見付けたように喉で笑うと。
おもむろに瓶を手に取り、ニヤリと笑ったのだった。
* * *
「あ~っ、疲れたー!!」
バタバタと足音が聞こえてきたかと思うと勢いよく談話室の扉が開き、両手一杯に荷物を抱えた朝比奈省吾が姿を現した。
本日幹部及び団員は大半が出払っており、珍しくも偶然残っていた藤堂+四聖剣の中で朝比奈が買い出し当番で祖界まで出向いていたのだ。
「藤堂さーんっ、今帰りましたー……て、あれ?皆は??」
敬愛する上司の姿を探そうとして、無人の空間に朝比奈はピタリと動きを止める。
普段賑わっている談話室は、普段より人気が無いだろうなどという予想を遥かに超え、人っ子一人の気配もしなかった。
少なくとも藤堂や他の四聖剣達は出かける前は確かにこの場にいたはずなので、仕事か何かで偶然出払ってしまったのだろう。
拍子抜けしながら荷物を机に置くと、朝比奈はそこに放置された見慣れた茶色い薬瓶の存在に気付いた。
そう、昔よくファイトー!いっぱーつ!などとテレビのCMでやっていた類いのアレ…全国の働く皆さんの為の、滋養強壮剤。
……いわゆる、栄養ドリンクである。
今回は至るまでの経緯という事で。
変態とちょっぴりC.C.さんと、朝比奈さんですー。
ゼロはまだ出てきません!
以外の変態を変態に書くのが難しかった。
指が嫌がりました…。笑
では、続きからどうぞー!
PCの明かりばかりで照らされた薄暗い室内に、潜められた男の笑い声が響く。
青白いディスプレイの明かりに照らされた顔を見た者がいたら、間違いなく腰が引けただろう。
「ふふふ……ついに、ついに手に入れましたよ…この薬を…!」
高々と手にもつ、それを掲げて。
茶色い薬瓶を見つめる、それは恍惚とした怪しい笑い声の主。
普通に考えれば不振人物、しかし此処騎士団ではよく聞き慣れた怪しい声だった。
幹部達はそんな男を変態と呼ぶ。
本人以外、否定できないのは恐ろしい事実だ。
「一滴で3日、瓶一本で二ヶ月…しかも解毒方法は…、こっこれをゼロに飲んで頂く事ができれば、私はまた一つ彼に近付く事ができる…ッ!!」
これを紅月カレン辺りが聞いたら間違いなく、問答無用で瓶を取り上げ半殺しにしただろう。
だが、その場には男以外の姿など存在しない。
…と、その時だった。
酷く舞い上がった男に水を差すが如く、無機質な着信音が笑い声を掻き消して室内に反響する。
気分を害された男は舌打ちした後通話に出たが、即座に顔を輝かせた。
内容は噂のゼロからの呼び出しで、男は肝心の瓶を机上においたままいそいそとスキップするように部屋を出ていく。
その姿を気配無く、物影から伺うものがいるとも知らずに。
居なくなった男…ディートハルトの私室に無断侵入した人影は、さも面白い物を見付けたように喉で笑うと。
おもむろに瓶を手に取り、ニヤリと笑ったのだった。
* * *
「あ~っ、疲れたー!!」
バタバタと足音が聞こえてきたかと思うと勢いよく談話室の扉が開き、両手一杯に荷物を抱えた朝比奈省吾が姿を現した。
本日幹部及び団員は大半が出払っており、珍しくも偶然残っていた藤堂+四聖剣の中で朝比奈が買い出し当番で祖界まで出向いていたのだ。
「藤堂さーんっ、今帰りましたー……て、あれ?皆は??」
敬愛する上司の姿を探そうとして、無人の空間に朝比奈はピタリと動きを止める。
普段賑わっている談話室は、普段より人気が無いだろうなどという予想を遥かに超え、人っ子一人の気配もしなかった。
少なくとも藤堂や他の四聖剣達は出かける前は確かにこの場にいたはずなので、仕事か何かで偶然出払ってしまったのだろう。
拍子抜けしながら荷物を机に置くと、朝比奈はそこに放置された見慣れた茶色い薬瓶の存在に気付いた。
そう、昔よくファイトー!いっぱーつ!などとテレビのCMでやっていた類いのアレ…全国の働く皆さんの為の、滋養強壮剤。
……いわゆる、栄養ドリンクである。
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